発明物語 発明物語は、アイデアの商品化を目指す人の虎の穴です。
※注 発明物語は、下記11のステップに分けて掲載の予定ですが、完成まで時間がかかりそうなので、できたところまで、ポロポロとアップしていきます。
グッドアイデアが閃いても、それが世のため人のためになるには、様々なステップが必要です。
アイデアを商品化するための、ステップとノウハウを、私の経験と反省に基づきご紹介します。
| ステップ1 | アイデアの客観的な評価をしてみよう。 | アイデア評価シート |
| ステップ2 | アイデアから事業計画を立ててみよう。 | 発明家用事業計画フォーム |
| ステップ3 | 商品を欲しがる人がいるのか調べてみよう。 | マーケティング |
| ステップ4 | 商品化への参加スタイルを決めよう。 | 方針の決定 |
| ステップ5 | 協力者をその気にさせる工夫をしよう。 | 人を動かす知恵 |
| ステップ6 | 商品の試作しよう。 | 製造工程及び機能の確認 |
| ステップ7 | アイデアを真似されないようにしておこう。 | 競合品の排除 |
| ステップ8 | 商品に適切な価格をつけよう。 | 価格戦略 |
| ステップ9 | 多くの人に商品を知ってもらおう。 | 宣伝広告 |
| ステップ10 | 利用者の意見を聞いてどんどん改良しよう。 | 商品改良 |
| ステップ11 | 世界中で使ってもらおう。 | 海外展開 |
| 付録1 | 資金が無くても商品化する方法 | |
| 付録2 | 売れてる商品のキーワード | |
ステップ1 アイデア評価シート
(取り組む姿勢、商品のインパクト、ビジネススケールと背景)
アイデアは、斬新であるほど、既存の枠に当てはまらず、同じものさしで比べにくいものです。
決まったパターンの評価基軸で、様々なアイデアを評価するのも無理がありますが、
あえて、チェックシートを作ってみました。ご自分のアイデアをチェックしてみてください。
取り組む姿勢
| 1 | 類似の商品の情報収集ができているか |
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| 2 | アイデアから事業へのコスト試算ができているか |
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| 3 | 需要の予想をしましたか。 |
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| 4 | 当該分野の従来商品利用者から、商品に対する要望を自分で調べたことがありますか。 |
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| 5 | あなたのアイデアの試作品を、誰かに使ってもらい、評価を受けたことがありますか。 |
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商品のインパクト
あなたのアイデア(商品)に関して、あてはまるキャッチフレーズは
| 簡単 安全 長持ち 省エネ 驚き(なるほど) エコ(リサイクル) スピードアップ コンパクト ファッショナブル 低価格 |
| 1 | 簡単 |
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| 2 | 安全 |
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| 3 | 長持ち あなたの発明品は、従来品に比べ耐久年数がどの程度伸びますか。 |
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| 4 | 省エネ あなたの発明品では、エネルギーコストがどの程度削減できますか。 |
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| 5 | 驚き(なるほど) 初めて使った人のリアクション。 (日用品、グッズもの) |
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| 5 | 驚き(なるほど) 初めて使った人のリアクション。 (装置、システムもの) |
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| 6 | エコ(リサイクル) |
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| 7 | スピードアップ 従来品の生産(操作、処理)スピードに対して、あなたのアイデアによる商品では、どの程度スピードアップしますか。 |
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| 8 | コンパクト 従来品に比べて体積が小さくなりましたが。 |
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| 9 | ファッショナブル なぜファッショナブルにすることができましたか。 |
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| 10 | 低価格 従来同等品に比べて想定価格は、どの程度コストダウンできていますか。 |
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ビジネススケールと背景
| 1 | 市場規模 商品予想価格(又は、競合商品の平均価格)×当該商品の普及率(世帯あたり)×平均耐用年数(平均消費期間)×4400万 |
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| 2 | シーズン性 |
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| 3 | 地域性 |
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| 4 | 成長性 |
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| 5 | 自分のバックボーンとの関係 |
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ステップ2 発明家用事業計画(モノ造り用)
特許権の譲渡を前提にしていて、商品化は、会社にお任せ、と考えてる方も、是非、自分で、事業計画書を書いてみることをおすすめします。
しっかりした事業計画書があれば、商品化の為に企業、または第三者の協力を得る際にも強い説得材料となります。詳しい事業計画を書き始めると、際限が無く、またアイデア段階の商品では、厳密な数字にも意味が無いので、ポイントを絞って検証してみましょう。
| 事業計画を立てる目的 |
| 将来の予想を立てる。 |
| ちゃんと儲かるような筋道を立てる。 |
| 何のために、誰の為に、なにをするのか、明確にしておく。 |
| 自分の計画をわかりやすく他人に伝える。 |
きちんとした事業計画を立てるということは、アイデア(事業)の中身の優劣とは、別の次元で、評価されてしまうことがあります。つまり、きちんとした事業計画もまともに書けない様では、……ということです。本末転倒で、バカバカしい限りだと思うのですが、実際、補助金の申請に伴い提出を求められる事業計画書などは、まずはじめに中身の優劣を吟味する以前に、書き方の審査があったりします。(補助金の申請等のための事業計画フォームは、当ページのフォームと異なった構成です。次のページがとても参考になりますのでご参照ください。 )
ここでは、街の発明家用に、アレンジして、モノづくりに絞った事業計画ガイドを作ってみました。
発明家用事業計画の見出し
| 1 | ちゃんと作れるのか? |
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| 2 | 本当に売れるのか? |
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| 3 | しっかり儲かるのか? |
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ちゃんと作れるのか?
| 構造解説書と図面 | 特許明細書や図面以外に、パーツリストや組み立て図等を用意しましょう。第三者が書面を見ただけで製品モデルを作ることができるような書類を作りましょう。特に、アイデアの段階では、製品に様々な構造的バリエーションが考えられることが多いので、その時は、数種類のタイプの構造図を用意しましょう。 |
| 製造手順と製造時間 | 自分で製造工程をシュミレートしてみて、全体の流れを把握しましょう。 製造手順を決定する要素は、製造時間が短くなる手順。品質にばらつきがなくなる手順。調整がしやすい手順。 等に注意して決めます。ある程度複雑なものは、製品を予め作っておけるユニットに別けておき、最後にユニットを組み上げて製品化するのが、一般的です。製造手順に沿って、各行程の作業時間を推定します。(実際には、製造のロット数が増えるほど効率があがりますので、初回製作ロット分の場合と、商品化が軌道に乗った後の目標ロット分の場合と、二通りの予想をしておけばよいでしょう。)加熱時間、乾燥時間、保持時間、等が必要な場合は、その時間に行える別の作業を当てはめたりします。製造時間を算出しておくことは、コスト計算に不可欠であり、販売価格や、利益率に関係してきます。 |
| 製造担当 | 各パーツの製造や組み立ては、大きく分けて、1 製造に関係するメーカーに委託する、2 自分で行う。 3 組み立てを受け持つ業者や個人に委託する。の3通りが考えられます。製品の改造や、ユーザーニーズへの対応が速やかにできるので、テスト販売レベルでは、自分で製造を行ってみることがお勧めです。自分で作れば、投資を最小限に押さえることもできます。製造ロットが多く、自分で作れない場合や、特殊な設備、広いスペースが必要な場合、外部に委託します。組み立てを専門に受け持つ業者は、当該分野の他の商品の製造に携わっていることでしょうから、その線で探し出せるでしょう。最近は、ある程度ロットがまとまったものは、中国等で生産する場合も多く、中国生産業者との橋渡しをする専門の商社(コンダクター)に相談する方法もあります。ただし、一昔前の話ですが、サンプルで作ってきた商品と、初回発注ロットが全く違う出来栄えで、トラブルが多発していたようです。 |
| 製造原価 | 製品一個をつくるのに必要なコストを算出しましょう。製造原価は、材料費と人件費と間接費に大別されます。材料費には、商品そのものになる素材の他、外注加工費も含みます。最低発注ロットでの発注費用を生産個数で割った場合と、通常発注ロットでの発注費用を生産個数で割った場合を算出しておきましょう。人件費は、第三者を雇った場合を想定して、製造所要時間×時間工賃×1.5 前後です。間接費は、減価償却費や水道光熱費や修繕費等が含まれます。上記人件費と材料費の合計の1/4程度である場合が多いです。単価の安い商品では、パッケージ費用の占める割合が増大します。忘れずに。 |
| 生産能力 | 投資コスト別、または、生産計画別に一日の生産数量、月間の生産数量を推定しましょう。おのずと、生産規模が決まります。当面の生産規模がきまれば、営業時の受注ペースや、目標が定まります。 |
| 機能、品質データ | トラブルやクレームを防ぐため、想定される悪条件や過酷な使用状況を再現して、テストあるいは調査を行いましょう。テスト項目の例としては、氷点下で保管しておき、材質の変化や割れが生じないか。2メートルの高さから落として、壊れないか。 紫外線加速テストや対候性テスト、 間違った使い方をして危険が無いか。 当該分野の商品に関する法的な制約は無いか。その他、製品の用途に合わせて、考えられる限りのケーススタディーを行いましょう。書類を見た人が、ここまで、想定して検証しているなら安心だと思ってもらえるように。 |
本当に売れるのか
| 市場の現状 | 市場の現状等の資料は、インターネットや雑誌から収集できますが、自分の言葉で、適切な量にまとめて記述しましょう。数万円する業界情報統計本を買う前に、自分でインターネットや書店で調べることをお勧めします。ポイントとしては、 どういうタイプの製品があるか。また、新製品の動向。 価格帯は、どういう広がりをもっているか。 年次別の販売台数。及び売上高。 メーカー別のシェア。 タイプ別の需要動向。 |
| アイデアのセールスポイント | 自分のアイデアが、既存の製品に比べて、どの部分が、どのように、どの程度優れているのか、わかりやすく記述しましょう。また、測定や検査したデータがあれば、それを判りやすく加工して、載せます。従来品との比較を明確にするには、従来品を徹底的に調べる必要があります。自分のアイデアには、手前味噌な評価をしがちなので、できるだけ客観的な比較評価を示すことができるように心がけてください。 ステップ1の商品のインパクトの項目から、優れた点をピックアップして従来品と比較した表を作ると、判りやすいでしょう。 |
| マーケティングデータ | では、実際に製品を購入する人から見て、製品がどの程度評価され、その製品にたいする購買意欲がどの程度なのか、を調べましょう。一般的には、マーケティングにより需要の動向やニーズを調べ、それにあわせて商品開発を行うのがセオリーですが、発明家主導の商品は、まず、核となるアイデアがありそれを商品に形作っていくため、逆になってしまうのです。説得力のあるしっかりしたマーケティングデータは、企業によるサポートを受けて商品化したり、企業へ特許権の譲渡を考えている場合には、アイデア自体に匹敵するほどの武器になります。 マーケティングの手法としては、友人、知人に、アプローチする。 インターネットのマーケティングサイトを利用する。 自分で調査対象をピックアップしてアプローチする。マーケティング業者に依頼する。等があります。自分で比較的簡単にできるマーケティングの方法を第3章のマーケティングに記します。商品が、一般消費者向けのもので無い場合、商品のユーザーを何とかして探し、色々な意見を聞ける環境を作りましょう。 一例として、フリーマーケットや、オークションでの出品により非常に多くの情報が得られます。 町を歩きながらでも調べられる情報は、結構あります。例えば、ビルやマンションで鳩やカラスよけのネットやテープ、フーセン等が取り付けられている部屋を数えていくと、鳥害に悩み、対策品を購入する人の数が、わかります。また、取り付けられている部屋の階を記録しておくと、鳥害の発生しやすい高さが判り、また、ベランダの向きや、建物の色、などから有意性のあるデータが得られれば、マーケティングの枠を超えて、新商品の開発に繋がることもありえます。 |
| 販売数量計画 | 売れるだけどんどん作って、もう売れなくなるまで作るというのが、従来の一般的な生産活動でした。(作ったけど思ったほど売れないという場合も良くありますが(^.^))このような場合、販売数量を超簡単に予想するには、該当商品の国内での(年間)需要数、購買意欲、商品認知率、リピート率、などを元に計算します。 例えば、「象が踏んでも壊れないめがね」の発明だとすると、初年度の販売予想は、 需要数=年間の国内めがね販売個数=3億6千万個 購買意欲=マーケティングから20人に一人が是非買ってみたいという評価であった(仮定)=1/20=0.05 商品認知率=通販雑誌や新聞記事等で10万人に商品の存在、特徴を知らせることができると予想した(仮定) (需要数 3億6千万)×(購買意欲 0.05)×(商品認知度 0.001)=18000となります。サイクルの短い消耗品や飲食物では、これに、商品の平均寿命や、リピート購入率などが関係してきます。 需要を無視しての生産計画があってもよさそうなもので、例えば、どんなに売れようが、ワシは、一日に100杯のラーメンしか作らん。と言う頑固親父とか、わざわざ、供給量を制限して、需要を煽ったタマゴッチといった商品もありました。(強烈な商品力が前提ですが) アイデアグッズにおいても、潜伏期間みたいな時期を予め計算しておき、いつまでに何個売れないと資金繰りができなくなる、ということが無いようにしておくとか、一部のマニアやトップユーザーにだけ販売して、隠れた名品を計画的に演出するといった工夫が可能かもしれません。 |
| 宣伝広報活動 | どういう方法で、商品の存在を世の中に知らせていくのかを予め想定しておきましょう。具体的には、業界雑誌。業界新聞。通販誌。一般新聞。折込チラシ。テレビ。ラジオ。コマーシャルデモビデオ。インターネット。店頭ポスター。ポップ。業界の見本市や展示会などへの出品。 また、有効な広報のパターンとしては、口コミ>記事>広告 という順番で、特に、テレビ番組で、耳寄りな話し風に商品が紹介された場合、大きな反響があるらしい。 業界雑誌、新聞の広告代は、小さいもので5万円から半ページで20万円以上のケースが多いようです。継続掲載で大幅に値引きしてくれます。 通販は、宣伝をかねた販売方法で、最近売上高も急増していますが、業者によっては、ページ製作料の負担を求められる場合があります。製作料が不要な場合でも、カタログ作成や、受発注の費用を割り振られるため、卸価格に反映し、販売高に応じた広告費用と考えることができます。 折込チラシはチラシの作成料と新聞への折込代がひつようです。チラシの作成は、カラーA4で1万枚で20万円〜40万円程度で、版下ができるとあとは、1万枚で5円〜20円程度になります。折込み代は、一枚1円程度だったと思います。 デモビデオ 店頭で流すエンドレスのコマーシャルビデオを、専門の業者に依頼すると、2分程度で、テロップ、ナレーション、BGM付で30万〜50万円位必要です。最近のパソコンであれば、自分で編集できるので、自作のコマーシャルビデオも可能でしょう。 インターネット 例えば、おなじみの楽天市場に出品しようとすると、毎月5万円の出店料が必要で、最低6ヶ月(12ヶ月?)の契約が求められます。また法人が対象なので、個人事業者はだせません。(数年前の話なので、現在は判りませんが) 展示会、見本市での出展 ごく一般的な見本市の展示ブースは、3日間、屋内展示場の場合3×3mの大きさで、15万円〜20万円程度の出展費用が掛かります。これに、備品のレンタルや照明などが、別途数万円必要になります。公的機関の関与する見本市では、もっと安かったり、助成制度により、費用の減免をしてくれる場合もあるので、確認してみてください。見本市では、業界の関係者が多く来るので、特に卸販売を考えている場合や、販売ターゲットが絞り難くい商品の場合、有効です。また、詳しい説明が必要な商品よりも、ビジュアル的にインパクトがあったり、動きを伴う商品の方が、向いてます。 |
| 予定販売ルート | どういうルートで商品を販売するかを予め想定しておきましょう。具体的な例としては、小売店舗、問屋または商社、通信販売、ネット販売、ノベルティー関連、官公庁、自治体公共団体、製造メーカー、 当然のことですが、販売ルートに応じて、掛け率が変わります。 以下、具体的な事例を挙げると。 100円均一の店 コンタクトしてないのでわかりません。 ホームセンター コネなどが無ければ、単品の商品で直接取引きするのは、非常に難しい。(業務が煩雑になるから) 店舗のオープン時などに、召集されて、店頭で働かされたりすることが日常的にある(らしい)。通常は、ベンダーといわれる中間業者に商品を卸して、ホームセンターで販売してもらいます。ベンダーへの卸価格は、モノによりますが、30%〜45%程度と非常に厳しくなります。 ホームセンター向けの商品として、予め定価を高く設定しておく会社もあります。強力な販売力が魅力ですが、生産者のなかには「商品の墓場」、と呼んでいる人もいます。 東急ハンズ 売り場の担当者が仕入れの権限を持つという、独自のシステム。充実した品揃えをモットーにしているので、アイデア商品は、特に歓迎されやすい。メーカーとの直接取引きも、スムーズに行える体制をとっている。担当者は、受け持ち分野の商品動向やニーズに詳しいので、有益なアドバイスを得られることもある。卸価格は、55%〜65%程度。アンテナショップとしても、有効ですが、店舗ごとに取引を行い、受注、発送も店舗単位になるので業務は多少煩雑になります。 ロフト 一般のデパートと同様に仕入部門があり、専任の担当者がいます。新規の取引は不可能ではないようですが、特に商品が単品の場合、実績のある中間業者を通しての納品を勧められます。卸価格は、中間業者への卸価格は、40%〜50%程度のようです。店舗数は、ハンズの2倍近く、 25店舗あります。最近コンタクトした所、更に取引条件が厳しくなっており、直取引の場合、かなり高価な専用のパソコン受発注用のソフトシステム導入を求められます。 実店舗卸業者 卸業者の存在理由としては、販売ネットをもち、多くの小売店からの受注発送を受け持ってもらえ、在庫をしてもらえる。という点です。卸業者を利用することは、これらの業務を手数料を払って外部に委託すると考えることができます。小売価格の10%〜30%程度をマージンとしてとられます。(もちろん小売店のマージンが更にかかります。) ネット卸(販売)業者 最近、様々なカタチで、ネット上での商品販売、或いは、紹介、取次ぎ システムが見られます。夫々当方の特徴は、、、とアピールされているので、一概に評価できません。 実際の販売サイトを尋ねてみて、取り扱っている商材のジャンルやグレードを確認して、自社商品との整合性を確認したり、1日の訪問数をチェックする、などが基本です。これらのネット卸(販売)業者のページを、販売という目的で捉えず、多くの人に商品の存在を知ってもらう宣伝と考える事も出来ます。自社名、商品名でネット検索が可能な場合、閲覧者が自社ホームページに訪問してくれることもありえます。 |
| 販売戦略 | アンテナショップ 実際に店頭で商品を並べると、どのくらい売れるのか、どのタイプに人気があるのか、どういうユーザー層が購入するのか。など、商品の生産や販売に重要な情報が、いろいろ判明してきます。 これらのデータを収集する為に、一度に沢山の店舗で販売する前に、一部の店舗、又は一部の地域で先行販売を行うことがあります。アンテナショップとも言われ、様々な購買層を持ち、決まった価格を維持してもらえ、適切な顧客対応ができる販売店をアンテナショップとして選びユーザーニーズの把握に努める必要があります。 そんな悠長なことしてられない、という人もいるかもしれませんが。…… お試しセール 知名度の無い商品を買ってもらうのは、大変です。期間を限定して、割引価格で販売し、商品の良さをまず知ってもらうという、手法もよく用いられます。お試しセールで数量を限定し、期間も限定しておけば、販売価格の乱れを嫌う小売店からのクレームも受けにくくなります。 委託販売 新規取引店を開拓するのは、なかなか大変ですが、安易な方法として、まずは、店頭に商品を並べてもらい、後日売れた数だけ精算し、残りは引き取るという手法を取ることも可能です。販売店側のリスクが少ないので、応じてくれる場合も多いようです。ただし、最近、集中仕入れをしている店舗が多く、こういう店では、個別取引ができないので不可です。 モニター販売 モニター商法というと悪いイメージが付いてしまってますが、まずは、使ってもらい商品の良さを知ってもらいたい場合に向いてます。モニター使用後気に入れば、購入してもらい、不要であれば、引き取りますという、形が多いようですが、商品力があれば、モニター販売はと口コミとの相乗効果で、大きな販売力となります。どんなに良い商品でも、モニター期間使用後購入されないばかりか、無償で占有され続けるケースもあるので、予め数十パーセントを回収不能として計画する必要があります。 |
※注 今のところ、ここまでです。